【目次】
・【原因】股関節が硬くなるのはなぜ?
・【股関節をほぐす】おすすめのストレッチ4つ
・最後に
【原因】股関節が硬くなるのはなぜ?
リモートワークやおうち時間などで座っている時間が長くなり、運動不足になっている人が増えています。特に股関節が硬くなってしまうと、立ったり座ったり歩いたり… という動作がスムーズにできにくくなり、筋力も低下して「いつも体がだるい」という状態に。
〈股関節が硬くなると…〉
・血流が滞る
・首や肩がこる
・腰やヒザが痛くなる
・足首が硬くなる
・疲れやすくなる
ほか、姿勢が悪くなる・むくむ・お腹が出る・お尻が大きくなるなど、体のラインにまで影響がおよぶことも。体は動かして巡りをよくすることが大切です。痛みが出る前にストレッチを取り入れましょう。
【股関節をほぐす】おすすめのストレッチ4つ
股関節・骨盤まわりのストレッチは案外気持ちがいいもの。うっかり眠ってしまうかもしれません。簡単なストレッチなので、毎日の習慣にして体をほぐしていきましょう。
【1】準備体操も兼ねたストレッチ
意外かも知れませんが、“足首”をまわして関節をゆるめることで、股関節や背骨も定位置に戻りやすくなり、全身のバランスが良くなります。また、血液・リンパの流れもアップ!
〈ストレッチのやり方〉
▲仰向けになり、足を腰幅に開きます。
▲足先を左右にゆらゆら揺らします。次にヒザ→脚の付け根も揺らします。
▲つま先を遠くに伸ばしたり引き寄せたり、足首をまわしてストレッチしましょう。
【2】うつ伏せ股関節ストレッチ
運動が苦手でもラクラク。気持ちいいストレッチです。
〈ストレッチのやり方〉
1. 腹ばいになり、両ヒジは肩の下に。
2. 左ヒザを直角に曲げて左足首も直角に曲げます。
3. 脚の付け根を床にやさしく押し付けるようにしながら、基本呼吸(※)を5回。
4. 右足も同様におこないましょう。
※基本呼吸(腹式呼吸):ゆっくりと鼻から息を吸って口から吐きます。このとき、吸う息でおへその下部分をふくらませ、吐く息で凹ませます。
【3】骨盤もほぐれる股関節ストレッチ
骨盤も整えながら、お尻の筋肉にも効くストレッチ。股関節の柔軟性を高めますが、痛みがある場合は無理に行わないようにしましょう。
〈ストレッチのやり方〉
▲仰向けになり、立てたヒザに反対側の足首をのせます。
▲立てた方のヒザを両手で抱えるようにして、足を胸にゆっくり引き寄せ3分キープしたら、ゆっくり戻します。反対側も行いましょう。
【4】腰痛にもおすすめの股関節ストレッチ
股関節が硬くなることで、姿勢が悪くなり腰痛を引き起こすことも。太もも・ヒップ・股関節まわりの筋肉にアプローチ! うつ伏せの体勢でできる簡単なストレッチです。
〈ストレッチのやり方〉
▲床に手をつき、片方の脚をあぐらをかくようにして上半身の下に入れ込みます。もう片方の脚はまっすぐ伸ばして。
▲体を前に倒して3分キープ。反対側の足も同様におこないましょう。
最後に
立ったり座ったり歩いたり。日常の当たり前の動作を支えてくれている股関節。筋肉が硬くなると負荷がかかって痛みが発生することも。1日数分のストレッチで、筋肉のこわばりをほぐして体をいたわりましょう。